心の距離を縮める3ステップ

心の距離を縮める3つのステップ

あなたが職場で必要とされ、活躍できる存在になるためには、周囲の人との心の距離を縮め、信頼しあうことがすべてのベースになります。
周囲の人と打ち解けあい、仲良くなることができれば、あなたは仲間として受け入れられ、様々な面で優遇されることでしょう。

そこでこのページでは、心の距離を縮めるための3つのステップをご紹介させていただきます。

心の距離を縮める3つのステップ

この3つのステップを踏むことで、周囲の人との心の距離が縮まっていきます。
順番に説明していきましょう。

1. 安心できる空間を作る

人から嫌われる人に共通する点の1つに、「周囲の人の言動や価値観を否定する」という性質があります。
相手が言ったことに対して、「それは違うよ」「だからダメなんだよ」と、理解する姿勢を見せずに拒絶してしまうのです。

たとえば、あなたの同僚が「今日は二日酔いで少ししんどいよ。会社を休もうかなと思ったよ」と、自分の気持ちを打ち明けたとします。
そんなときに、「それは違うよ。たとえ苦しくても仕事は仕事。そんなことを思ったらダメだよ」と否定したら、相手はもうあなたに自分の気持ちを伝えることはないでしょう。
誰しも自分のことを否定されるのは、とてもつらいのです。

ですから、あなたは周囲の人の行動や価値観をいったんは受け入れてあげることが大切です。あなたが相手の行動や価値観を受け入れる姿勢を示せば、そこに安心できる空間が生まれます。その結果、相手の方はあなたに自分のありのままの姿を晒すことができるようになるのです。

安心できる空間を作り出せる人は、周囲から癒しの存在だと思われます。
その結果、人が心を開きやすくなるのです。

2. あなたの弱い部分を正直に開示する

安心できる空間を作り出すことができたら、次はあなたの弱い部分を正直に開示してみると良いでしょう。
人は相手の弱い部分や自己中心的な部分を知ると、親しみがわいてくるのです。

「私、実は朝がすごく弱くて、目覚ましを3つかけているんです」
「今日は部長の前で少し強がっていましたが、実は自信ないんですよね」
「昨日、電車に乗り遅れたのでタクシーに乗ったんです」

このような、あなたの弱い部分を少し開示してみましょう。
弱い部分を開示することは、あなたの人間らしさを伝えるとても有効な手段になります。

3. 相手の本音を聞き出す

ここまでの2つのステップを経ることができれば、あなたはとても親しみやすい存在になることができます。
ですから、周囲の方もあなたに心を許しやすくなることでしょう。

そこで、相手の本音や正直な気持ちを上手に聞き出してみましょう。

「このあいだの飲み会は正直どんなお気持ちでしたか?」
「最近、実はちょっと疲れていませんか?」
「明日の社内会議の準備ってされてますか?」

など、相手の本音を少しずつ聞くようにしてみましょう。
相手との信頼関係があれば、多少相手のことに踏み込んでも大丈夫です。

「信頼と親しみの階段」を意識する

心の距離を縮める3つのステップについてお伝えしました。

1.安心できる空間を作る
2.あなたの弱い部分を正直に開示する
3.相手の本音を聞き出す

これら3つのステップは相手との心の距離を縮めるためにとても効果的な手法ですが、
実践する際には1つだけ注意していただきたいことがあります。

それは、「信頼と親しみの階段を意識する」ということです。
これら3つのステップは、段階ごとに実践していかないと、逆効果になってしまうことがあります。
「1→2→3」の順番で実践していく必要があります。

たとえば、安心できる空間が作れていない状態で、相手の本音を聞き出すのは相手の警戒心を高めてしまう結果になります。
信頼関係が出来ていないのに、本音を聞かれても怖くなってしまうわけです。

職場の人間関係で悩んでおられる方のなかには、相手と仲良くなりたい一心で、本音で語り合おうとする方が多いです。
これはやっていること自体は正しいのですが、信頼と親しみの階段が意識できていなければマイナスに働いてしまうわけです。

私がお伝えするステップに従えば、周囲の人との心の距離を縮めるのは難しいことではありません。
ぜひチャレンジしてみてください。

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